ディレクター安部真理子が紐解く、デザインと着こなしのヴィジョナリー。地球環境や生産者への想い、ファッションへの情熱。心が踊り、触れる肌が喜ぶような装いへの願いとこだわりを、じっくりと綴ります。
爽やかに夏を装うコレクション。砂漠のオアシスとシルクジャージー
お客様からのオーダーが届いてから生産をするのが、私達の服づくり。上質なものをじっくりと改良をつづけながら無駄なくお届けできる仕組み。作りすぎることがない、環境にやさしい良質なものづくりを行っています。
新緑もより青く、春から夏の訪れを日に日に感じられるようになりました。 改めてコレクションについて振り返ります。
Spring/Summerのテーマは、南米ペルーにあるオアシスHuacachina。 砂漠の真ん中にぽつんとたたずむ幻想的な湖です。
乾いた砂、大地と、生命の息吹を感じさせる穏やかな水辺。
そのコントラストが好きで、気づけばいつもそんな情景を想い描いている私。
洋服の素材感や、色味にも、その空気感が漂っているかもしれません。
なめらかな肌触りのウォッシャブル・シルクジャージー。
ふんわり空気を含みながらも、しっとりとした滑り感もあって。
身体に心地よく纏わりつく、プレーンなシルエット。
ボタニカル・ダイで染めた、草木と大地の恵み。
ザクロ、シナモンベージュ、ジンジャー、バジル、バンブー。
やわらかく、それでいて爽々と、豊かな色彩。
カップ付ブラトップは、何ともうっとりとするつけ心地。
さらさらしているのに、素肌に潤いを与えてくれる。
インナーとしてはもちろん、真夏のトップスとしても楽しめます。
乾いた大地と、やわらかく湿気を含んだ風。
そんなシーンにそこはかとない思いを馳せていただけたら嬉しいです。
Editorial Direction_ Little Lights