ボタニカル・ダイ

ボタニカル・ダイ

Story:驚異的な天然染料90%以上「進化したボタニカル・ダイ」

私たちは、環境に負荷をかけない、日本古来の草木染めを進化させた独自の染色技術「ボタニカル・ダイ」を採用しています。原料とする植物は、コールドプレスジュースの搾り果実や、流通に乗らなかった食材、草木など。

一般的に、天然染料を20%程使用していれば草木染めと呼ぶことができ、実際には色を定着させるために多くの薬剤が投入されています。私たちは、特殊な糊で天然成分を繊維に付着させる技術により、天然染料の割合を90%以上も維持。人体および環境に優しいのはもちろんのこと、これまで化学染料でしかなし得なかったクリアな発色も実現しています。

ビーツで染色する様子。染色前と染色後の水の色にご注目ください。植物の成分が繊維に吸着することで、染色後の水にはほとんど成分が残らず、水質汚染を防ぎます。※簡易的に工程を撮影しており、実際には時間をかけて機械で染色します。

Behind the Story:植物の栄養素を身に纏う

古代日本の人々は、植物の薬用効果を求めて衣類を染色して身につけていたとか。たっぷりの栄養素を含む、天然の植物成分で染めるボタニカル・ダイ。色素とともに浸透した栄養素は、肌にも同じ効能をもたらすと言われています。

今シーズン使用した素材は、ジンジャー(ホワイト)、ローゼル(ブラウン)、マルベリー(グリーン)、ログウッド(ブラック)。

(例)ジンジャー:ほっと暖かく感じる、ザクロ:女性ホルモンを安定させる、など。

Specific Goals are…

世界の淡水汚染のなんと20%が衣服の加工と染色によるという残酷な事実。私たちは、水質汚染の原因となる化学染料や人体に有害な薬剤を使用することなく、染色工場で働く人々、および工場を取り巻く環境に限りなく配慮して染色をしています。さらに、染料の採集においても環境破壊や、種の保存、保全を守って活動しています。